旬を愛でる

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今が旬の芍薬は
フランス語で「ピボワンヌ」
優雅な女性の名前のようです。

そういえば…
~立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花~
そんな言葉もありましたね。

日本画のモチーフとして目にすることも多く
和のイメージがあったお花ですが
パリの人達も大好き。

この頃になると灰色で重かった雲の間から
澄んだ真っ青の空が見え始めて
パリの街は陽射しがキラキラと明るくなります。

そんな初夏の季節は街中の人が機嫌よくて
今日は太陽がいっぱいだね!お天気だね!って
あっちもこっちも声をかける。

日本にいるとあたりまえだけど
青空が見えるって、本当に嬉しいんです。
陽射しをうけて咲くピボワンヌは
太陽の偉大さを教えてくれました。

対して、日本は初夏から梅雨の前
しっとりと穏やかな芍薬です。

癒される

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先日お花屋さんに頂いたバラ
新種の《ピエール アランサール》

~薔薇~と書いた方が似合う
そこはかとない優雅な香りがします。

紅茶でも入れようか…
慌ただしい朝の時間にちょっとだけ
心が和らぐひとときでした。

5月の花レッスン

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今月のラヴィエラ花レッスンは
爽やかな5月の色で作りました。

先日ブログにも書いた大分への鉄旅。
車窓から見えた景色をイメージして…
竹林の風、川の流れ、新緑の里山
思い込みの?風景画です。

またいつか、是非再訪したい。
行ってみないと分からないことって
たくさんあるなぁ~と、
しみじみ思ったのでした。

旅の余韻

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ゴールデンウィークに、オープンしたばかりの
大分県立美術館に行ってきました。
紙の建築家、坂茂(ばんしげる)氏の設計です。

開かれた美術館がテーマとあって
地元大分の、石・竹・木材などを用いた
工夫と愛が詰まっている。

途中、地元の子供達に交ざって畳の上でゴロン…
い草の香りと杉板の天井、木組み越しの窓の光。
リラクゼーションとアートが手を繋いで
斬新なミュージアムでした。

そして、旅を彩ってくれたのは
のどかな海辺と豊前地方を走る久大線と
新緑の渓谷を走る湯布院の森号。

いつもは「移動」の旅行ばかりですが
今回は敢えて鉄旅。乗り込むだけで非日常です!
車窓の景色、行き交う人々、そしてレールの音。

年齢を重ねるって悪くないな~
またどこかへ「旅」したい…。
しみじみと思っています。

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